パリのラグジュアリーブランドの本社で仕事をしながら子育てもして、外から見ると順風満帆に見える私の人生でしたが、私の心身は疲れ切っていました。
病気ではないけれど、仕事と育児や家事に追われて、常に疲れや慢性的なストレスがある。自分のために時間を取ったり新しいことにチャレンジする気力がない。食生活においても、流行りの「ダイエット」を試しては挫折し、その度に「やっぱり私は続けられない」と自己嫌悪に。美味しいものは罪悪感がつきもので、健康や美容を促進する食事には我慢が必要だと思い込んでいました。
そんな私は、パリのレストランでの思いがけない出会いからプラントベースの食習慣にシフトしたことで、だんだんと慢性の疲れや消化器官の不調などが改善。幼少期から悩んでいた慢性の便秘もなくなり、肌の調子も過去最高。
心身ともにバイタリティが溢れていることに気づき、植物の秘める可能性を実感しました。
食習慣が変わりバイタリティを取り戻したら、よりセルフケアや運動にも力を入れるようになったり、新しいことにチャレンジすることも増え、人生がポジティブに回り始めました。
しかし、私自身もプラントベースへ移行するにあたり、習慣化の難しさや栄養面の正しい情報の少なさ、家族の理解など様々な壁に直面しました。「レシピだけあれば食習慣を変えられるわけではない」という自身の気づきがあったことから、ヘルスコーチング資格取得や最先端のプラントベース栄養学、コルドンブルー・パリ留学など多くの学びを重ねてきました。
そして、女性が植物の力を取り入れ自分にあった食習慣を叶えることで、より自分らしくバイタリティ溢れる人生を送るサポートをしたいと思い立ち上げたのが、Plantful Journey プラントベース・ウェルネス・アカデミーです。
10年以上にわたり、東京・パリ・香港などでラグジュアリー業界のMDとして活躍した後、偶然のプラントベースとの出会いで自分のライフスタイルが一変したことから、米ヘルスコーチの資格を取得し、プラントベース・ウェルネスアカデミー Plantful Journeyを設立。食習慣から人生が変わると話題の3ヶ月のウェルネスプログラムを主宰、受講生は100名を超える。また、ル・コルドンブルー・パリのプラントベース学科を日本人として初めて卒業し、代官山蔦屋でのポップアップイベントやパリ・ミラノでのケータリング、25ansなど女性誌でのレシピ連載も行っている。
ミラノ在住。フランス人の夫と息子と娘の4人家族。